検校 凌太 / デジタルイラストレーションの制作 -動物をモチーフにして-

私は大学生活を通して様々なデザインのテーマやモチーフをデジタルイラストレーションを用いて表現してきた。その中で学んできたものを最大限生かせる様な卒業制作にしようと考え、自分が制作してきた中でもっとも細かく、もっとも繊細に描く作品に制作しようと決めた。同時にモチーフも、描きごたえのある題材にしようと考えた末、動物のデジタルイラストレーションに決定した。このテーマでの制作は3年次後期より進めており、その中で動物の魅せ方、表現方法を模索した。

イラストレーションのテーマとしては、動物の様々なイメージの中でも「毛」の表現をより特徴的に捉えた作品である。そのためモチーフを毛のある動物に絞っている。表現技法としては、AdobeのIllustratorを使用し、マウスを用いて動物の毛、また体を全て一本一本、線を引く様に描くことで具象画とは違った動物が持つ特徴を表現した印象深い作品を目指した。

せんだいメディアテークでの展示風景
せんだいメディアテークでの展示風景
動物イラストレーション(26作品 各作品サイズ 828×615mm)
動物イラストレーション(26作品 各作品サイズ 828×615mm)
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